5月最後の今日、徳島県政と徳島県議会にかかわる2つのニュースが報じられました。
5月31日は「世界禁煙デー」です。今晩のニュースで県庁は庁舎内禁煙を掲げているのに、例外の公共施設があると・・・
それが県議会棟!?、もちろん日本共産党県議団は禁煙スペースです。ただ県議会には5つの会派のうち2会派が控室で喫煙していると報じられました。
さらに問題はその喫煙している会派の控室には、「未成年を含む女性職員も働く」と、まさに働きやすい職場環境に逆行する人権問題です。
職員の受動喫煙防止は議会事務局の管理者としての責任が問われるのはもちろん、一義的には議員が率先して受動喫煙対策を取るべきです。「喫煙などが原因のCOPD=慢性閉塞性肺疾患の死亡率が、徳島県はおととしまで3年連続全国ワースト1位」、「歩きたばこ禁止条例が、四国の県庁所在地で制定されていないのが徳島市だけ」これが徳島の現状との報道、改革が必要です。
世界保健機関の評価で日本の受動喫煙対策は世界最低レベル。2014年までに公共の場所すべてで屋内全面禁煙と規制した国は49カ国・13億人に及びます。ようやく日本も20年の東京五輪に向けて強化に乗り出しましたが、様々な抵抗もありまだまだ不十分です。
もう一つのニュースは徳島県が設立した「とくしま記念オーケストラ」に演奏家を派遣していた業者が、1億3千万円の所得を隠し、3000万円を脱税した疑いで東京国税局が法人税法違反容疑で、東京地検に告発したという驚くニュースです。
告発された「アンサンブル・セシリア」の川岸美奈子代表取締役は、「とくしま記念オーケストラ」と県とをつなぐプロデュ―サーとして、県の事業にかかわり、飯泉知事の積極姿勢を受け「とくしま記念オーケストラの関連事業費」が2016年度は5年前のなんと10倍に膨らんだことからも、知事の責任も当然問われます。これから始まる6月県議会で県民目線で取り組みます。